スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

丁々、しっていころり

久しぶりに三味線のお稽古。課題は「小鍛冶」に突入していた。
さぼりがちながらも練習を続けてきた甲斐あって、三味線の方は初見でもなんとか音を出せる。でも歌がいけない。あ~う~と探り探り歌っていると、堂々と歌いなさい間違えても間違えたって顔しちゃだめ!とお小言。堂々と、堂々と。

この曲は能の「小鍛冶」を題材にしたもので、刀鍛冶の三条小鍛冶宗近が、稲荷山の白狐の加護のもと名刀小狐丸を鍛え上げるという内容。おっしょさん曰く、刀鍛冶になったつもりで弾くのよ。
丁々、しっていころり、槌の音。鉄を打つ澄んだ音が出せるように、修練を積まねば。


追記

奈良にある三條小鍛冶宗近という打刃物店を見つけました。宗近の直系が興福寺や東大寺の要請に応えて奈良に移り、主に僧兵の刀剣や武器類を鍛造したことに始まるそうです。責任者のお名前が小鍛冶さん!今度奈良に行ったら、日本刀とほとんど変わらない作刀技法で打ち上げるという包丁をもとめたいと思います。
http://www.sanjyokokajimunechika.com/
スポンサーサイト

くどき上手

夕闇に、恋々切々くどきのお稽古。
大体女のほうから口説くって相場が決まってるのよ日本の伝統なのよとは、おっしょさんの弁。

 ほんに心もしらあふぎ いつか首尾してあをぼねの ゆるぐまいとの要の契り
 かたく締緒の縁結び 神をたのむの誓いご~オゝオゝと 濡れて色増す花の雨~エ?

百年の恋も氷点下まで冷める素っ頓狂な声が出た。構うものかと大きな声でうたった。戀のおつかひの役目はつとまるまい。

不協和音

すっかりしびれてしまった。しびれる、なんて月並みな言い方しかできないのがはがゆい。女殺油地獄の豊島屋の段。義太夫三味線のどこまでも調和しない、溶け合わない、でろりとした不協和音に、とにかくしびれてしまったのだ。

不協和音不協和音不協和音、間、不協和音不協和音不協和音。

油まみれでもつれながら死の淵へ、追い詰め追い詰められる男と女はまるで、緊迫した音を繰り出す三味線の糸に操られているようで。そうそう、この芝居はもともと人形浄瑠璃なのだった。是非とも文楽で見てみたい。映画はどうなんだろう。松田優作のテレビ版もあったっけ。あの非情なアゴは与兵衛にいいかも。そもそも優作なんて存在が不協和音だ。

不協和音不協和音不協和音、間、不協和音不協和音不協和音。

調和しない、溶け合わない、男と女がそれでも、調和しようとして、溶け合おうとして、あげる悲鳴のような音がした。あがいて、もがいて、でろり、でろでろ。
不協和音不協和音不協和音、恐ろしいまでの沈黙。そうして髪の毛の先端までしびれてしまったのだった。

与兵衛

起点

次のお稽古から「松の緑」。
“松の緑に始まり松の緑に終わる”とも言われる長唄の基本的な曲。
難しい手もなくテンポもゆっくりとした単純な曲だけに、間の取り方が難しい。

ようやく長唄のスタートラインに立ちました。

チンチリレン

今日のお稽古は娘道成寺より「チンチリレンの合方」。



埋め込み無効なんでこちらのリンクから。

痺れる~。ラストの疾走感といったら、もうノリノリ。
チャンチャンチャンチャントチトチトチトチトトチチチツツテチチチチチテツツトン。早弾きに口三味線ついてゆけず。
チンチリレンに続く恋の手習い~のしっとりとした手拭いの踊りとのコントラストの妙にも溜め息。玉三郎の憂いたっぷりの表情にぞくり。

まだこの1/10のスピードでも覚束ないのですが、弾けるようになったらさぞ気持ちいいだろうなあと思うわけです。

発表会

三味線を習い始めてちょうど一年。
昨日は初めての発表会でした。

たくさん間違えたり時々エア三味線になったりしながら、全七曲、なんとか最後まで演奏しました。
それほどドキドキはしなかったんですが、演奏中手が次第に汗ばんできて、棹を持つ手のすべりがとっても悪いし、バチが糸にうまくあたらない。やっぱり緊張してたんだなあ。
お客樣方には心の耳で聴いてくださったことを感謝申し上げます。


小紋


黒い小紋と若草色の帯揚げ、帯締めは、誕生日に我が家の服飾評論家(通称ピー介)がプレゼントしてくれたもの。帯は別の着物と一緒に求めた品ですが、この着物にも合ってるでしょ?
ドキドキしなかったのは、長襦袢の下の大量のタオルと綿のせいで、胸の鼓動に気付かなかっただけかも。

長い一日が終わり、帯を解いてはあっと深呼吸。

しゅらしゅしゅしゅ

二週間ぶりの三味線のお稽古。
三下がりにようやく慣れてきたところへ、二上り登場。
小三治の出囃子「二上りかっこ」の二上りですよ。

おっしょさん曰く、本調子から三の糸を一音下げると三下り、二の糸を一音上げると二上り。三下りの状態から一の糸を一音下げれば二上りになります。
…うう、混乱。頭の中でオタマジャクシに書き換える。

 本調子をシ-ミ-シ(B-E-B)とすると
 三下り シ-ミ-ラ(B-E-A)
 二上り シ-ファ#-シ(B-F#-B)

 三下りから一の音を一音下げると
 三下り シ-ミ-ラ(B-E-A)
 二上り ラ-ミ-ラ(A-E-A)

キーが変わるのねとようやく理解。三味線は相対音。絶対音で考える癖を治さなきゃ。

お稽古は「金毘羅船々」。
これはお座敷遊びの曲だからどんどん早くなっていくのよ~とおっしょさん。
勘所探している場合じゃないけど、身体がすぐには反応しません。
あわあわ徒に指を動かしているうちにお稽古終了。

こんぴらふねふね四国沖でおふねが沈没しないよう、しっかり練習します。

めりやす

三味線は三下りのお稽古に突入。
三の糸を一音下げただけで、勝手が違って左手が棹をいったりきたり。

めりやす「宵は待ち」を浚う。
宵から男を待ちわび恨み言、いざ逢うとすぐに別れの朝。
暁の鶏の声を、明の鐘の音を、男に聞かせないよう耳を手で覆ってしまうという情味こもった唄。
艶っぽく唄いたいのに、音が低くて低くてとても声が出ない。色気ゼロです。

めりやすというのは、歌舞伎でしんみりとした台詞のない心理描写的な場面で演奏される曲だそうだ。女が髪を梳いたり、手紙を書いたり、心中したりするような。
語源は色々あるらしいが、役者の演技に合わせて演奏の長さを調節することから、舶来の伸び縮みするメリヤスになぞらえたという説が面白い。

めりやすは女の愚痴に節をつけ

江戸のお人はうまいことをいう。

三味線を手に入れました

三味線求めて豪徳寺。
初めてのことで勝手がわからず、暖簾の前でしばし緊張。

意を決して店内に入り、小声で長唄三味線を…と告げる。
お稽古初めてどれぐらい、おっしょさんは何て方など、聞かれるままに答える初心者に、我々三味線屋はつい三味線の構造のことを説明したくなるんですよと丁寧に教えてくれる。
三味線は皮の張り方で音が変わること。
皮を張るときはもち米から作った糊を使うこと。
棹は硬い木がよいと言われるが硬すぎてもまたいけないということ。
サワリという、一の糸のみ上駒に乗せず直接棹に触れさせビーンという独特の音を出す仕組みについて、等々。勉強になりました。

お店に行く前は花梨の棹の一番安いものでいいやと思っていたのに、話と音色を聞くうちにぐらぐら揺らぎ出し。
そこへ差し出されたのが紫檀製。黒光りして綺麗だし音も豊か。
質も値段も花梨と紅木の中間で、大抵、初心者や稽古用には花梨、演奏会用には紅木と住み分けされているので、どっちつかずの紫檀は人気がないらしい。
全部ひっくるめてこれでいかがですと提示された数字は、ぎりぎり手が届きそうな金額。乗せられてる?
これも出会いだ乗せられとこう。

後は糸の張り方を習ったり、付属品を選んだり。
胴掛けは紫の地に青海波の文様のものを選ぶ。胴掛けゴムは藤色。
根緒も藤色にしてみたらかなり渋くなったので、ピンクに変更。
着物を選ぶようで楽しい。

三味線1

三味線2

大事に抱えて自宅に持ち帰り、教わったことを思い出しながら駒を入れる。
糸が切れるんじゃないかと心配しつつ。
撥を当てる。うーん、いい音。
気合い入れて練習します。

爪弾き

わたしが習っているのは長唄三味線だけど、こういうのも憧れるなあ。





 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。