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話される言葉は、あともどりがきかない。それが、話される言葉の宿命である。いったん口にしたことは、取りもどすことができず、ただ増えるばかりである。話される言葉の場合、訂正するということは、奇妙なことだが、つけ加えるということなのである。

 ―『言語のざわめき』ロラン・バルト 花輪光訳

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ところかわれば

■銀座らくごアーベント

品名は同じでも様子がかわる。

4月以来の銀座らくごアーベントは、銀座の中空に浮かぶきらきらと
眩しい空間から、狭くて暗い地下劇場へと舞台をうつしていた。
アーベント=夜会というよりも、秘密のアングラ集会のようだが、
こちらのほうがなんだか落ち着く。
当代の人気者たちに間近で接する贅沢なひとときを、90人の観客が
身を寄せ合いながら。

入口でもらったチラシの中に末廣亭の招待券を見つけ、にんまり。


*銀座みゆき館劇場  18:30~

 立川志の吉「初音の鼓」
 柳家三三 「意地くらべ」
 柳亭市馬 「夢の酒」
  ~仲入り~
 立川志の輔「バス・ストップ」
 林家たい平「青菜」

 

夏休みの思い出

■SWAクリエイティブツアー

テーマは夏休み。
昇太の「大人のひとー!大人のひとー!」と、白鳥の金庫の仕草と、彦いちの
杉江"アマゾン"大輔の仕草と、喬太郎の冷凍みかんが、この夏休みの思い出。


*新宿明治安田生命ホール 

 春風亭昇太 「罪な夏」
 三遊亭白鳥 「明日に向かって開け」
 林家彦いち 「掛け声指南」
 柳家喬太郎 「八月下旬」


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「決まり金玉!」

 ―『仏陀の鏡への道』ドン・ウィンズロウ 東江一紀訳

人の柄

■市馬落語集

お盆だし空いているかと思いきや、超満員。
それでも殺気立たず和やかな雰囲気なのが、この会らしい。

前座の市朗さんが出だしでつまずきやり直したときも、あたたかい拍手。
続いて登場した市馬師匠、ただ今はとんでもないものをお見せしまして、と笑いを誘う。お弟子さんを叱ったり小言を言ったりすることもあるんだろうけど、全くその姿が想像つかない。

想像つかないまま二席。人使いの荒いご隠居に、口の悪い八っつあんと、個性的で憎めぬ人物が、師匠の噺で花開く。


*お江戸日本橋亭  19:00~

 柳亭市朗「金明竹」
 柳亭市馬「化物使い」
  ~仲入り~
 柳亭市馬「妾馬」

談春サンと白鳥サン

■立川談春・三遊亭白鳥 ~談春サンと白鳥サン~

鋭く切り込む談春サンに、あくまでもマイペースな白鳥サン。
かみ合わなさが真骨頂。


*東京芸術劇場中ホール  14:00~

 立川談春・三遊亭白鳥 対談
 三遊亭白鳥「富Q」
  ~仲入り~
 立川談春「文七元結」
 立川談春・三遊亭白鳥 挨拶

ふたりのイーダ

夏休み、おかあさんが出張の間、幼い妹とともにおじいさんの家に
預けられた直樹。
空気がすきとおったゼリーになったかのようにとろりとした暑い夕暮れ、直樹は不思議ないすに出会う。
誰も住んでいない荒れ果てた洋館。
紀元2605年8月6日で時がとまった日めくりカレンダー。
その家で小さないすは、コトリ、コトリと歩き回り、あの夏いなくなった
女の子を待ち続けていた。
「イナイ、イナイ、ドコニモ・・・・イナイ・・・・。」と呟きながら。

この本を、毎年この日に読み返す。
直樹とともに、ヒロシマの青い空へひろがったものへと辿りつく。

読みつがれてほしい。
61年たった今日の空も青い。


ふたりのイーダ―子どもの文学傑作選 (子どもの文学傑作選)ふたりのイーダ―子どもの文学傑作選 (子どもの文学傑作選)
(1995/08)
松谷 みよ子司 修



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むだにひとしいあがき
むだとわかってそのむだを生きる万物
そのむだこそが生なれば
なんとこの世は無常なことよのう


 ―『カムイ外伝』(死相)白戸三平

前座噺は偉大だ

■柳家喬太郎独演会

今日の独演会は前座噺特集なんてうれしい趣向。
まずはニセ前座・喬太郎が、いやにはきはきとした口調で開口一番。お嫁さんを待つ間、火をおこしながら一人であれこれシュミレーションする八つぁんが最高。
座布団とめくりをかえして、次は本物の前座・さん作さん。「権助芝居」は初めて聴いた。

再び登場した喬太郎、花火大会で桜木町はたいへんな混雑という話題から、おなじみの東横線やバカップルネタ。あたしぃ~、花火すっげ~好きかも~。
たっぷりの枕にくらべ噺はすっきりと。

左龍さんの「風呂敷」は、亭主もおかみさんも兄ぃもみんな愛らしい。

トリは喬太郎の「金明竹」。上方言葉の言い立ては、きけばきくほど何を言ってるのかわからん(笑)。さらに喬太郎演じる松公はただのバカではない、絶対何かたくらんでるって。

前座噺とあなどるなかれ。三席ともしっかりと喬太郎ワールドになっておりました。
これからも、時々こういう噺をかけてほしい。


*横浜にぎわい座  19:00~

 柳家喬太郎「たらちね」
 柳家さん作「権助芝居」
 柳家喬太郎「道灌」
  ~仲入り~
 柳亭左龍「風呂敷」
 柳家喬太郎「金明竹」
 
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