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独参湯

■二月大歌舞伎「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」昼の部

*歌舞伎座  11:00~

 大序  鶴ヶ岡社頭兜改めの場
 三段目 足利館門前進物の場
     同 松の間刃傷の場
 四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
     同 表門城明渡しの場
 浄瑠璃 道行旅路の花聟


夜の部のような派手さはないものの、そこは何百年と洗いに洗われた忠臣蔵。
口上人形の配役紹介に柝の音も清々しい幕開き。
とざい、とーざーいの声に背筋がぶるっと震える。

師直の黒、若狭の水色、判官の卵色、鶴ケ丘八幡の赤い造りに黄色く色づいた銀杏の葉。
三人の見得の場面は、ほんに浮世絵のよう。

刃傷、切腹、城明け渡しの重苦しさを一気にはらう華やかな道行き。
これで気持ちよく席を立つことができる。

四段目は・・・何度かおちました。不覚。
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雀を出迎え

■彩の国さいたま寄席 四季彩亭「彩の国落語大賞受賞者の会」

*彩の国さいたま芸術劇場 小ホール  19:00~

 桂夏丸   「青い鳥」
 三笑亭恋生 「手紙無筆 」
 三笑亭夢之助「寿限たら」
  ~仲入り~
 柳家喬太郎 「うどん屋 」
 三遊亭遊雀 「御神酒徳利 」


本来ならこの会は昨夏に開かれるはずだった。
与太郎より一本足りないあの人の帰りを待っての受賞者の会。
なかなかタイミングが合わず、復帰してからの高座を見るのは今日が初めて。

三遊派の芸の真髄をお楽しみにとの喬太郎のエール?を受けて、たっぷりの熱演は「御神酒徳利」。
身体のひねり具合、眉の動かし方、あの笑顔。
ああ、本当に帰ってきたんだなあ。
しっかり者のカミさんにケツ叩かれる通い番頭の善六の家のような光景がここに至るまでにはあったのかもしれない。

喬太郎の「うどん屋」。寒さに芯まで冷え、その冷えた身体へ熱いうどんがずるずるっと入っていく描写が見事。
「うどん屋」は小さんの十八番で柳家の芸の真髄ですからとは、遊雀よりの返礼。