スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

岐れ道

それでも歩いていればすれ違うこともあるだろう。
道はどこかでつながっている。




Fly Home / Keith Cross & Peter Ross(1972)
スポンサーサイト

発表会

三味線を習い始めてちょうど一年。
昨日は初めての発表会でした。

たくさん間違えたり時々エア三味線になったりしながら、全七曲、なんとか最後まで演奏しました。
それほどドキドキはしなかったんですが、演奏中手が次第に汗ばんできて、棹を持つ手のすべりがとっても悪いし、バチが糸にうまくあたらない。やっぱり緊張してたんだなあ。
お客樣方には心の耳で聴いてくださったことを感謝申し上げます。


小紋


黒い小紋と若草色の帯揚げ、帯締めは、誕生日に我が家の服飾評論家(通称ピー介)がプレゼントしてくれたもの。帯は別の着物と一緒に求めた品ですが、この着物にも合ってるでしょ?
ドキドキしなかったのは、長襦袢の下の大量のタオルと綿のせいで、胸の鼓動に気付かなかっただけかも。

長い一日が終わり、帯を解いてはあっと深呼吸。

20


私は「芸術家」という言葉が嫌いだ。芸術家と称する連中に限ってよく「創造」という言葉を口にするものだが、あの言葉もおこがましい。以前ピカソが「私は芸術家ではない」という言い方をしていたけれど、私なら自分のことは「職人です」と言いたい。

 ―バルテュス

昨日の平凡社・昨日のネクタイ

「今日の平凡社」にアップされた昨日の平凡社
白水社の営業にして色彩の魔術師ナンシーさんが平凡社を訪れた様子が報告されています。
いつもながら目に突き刺さるように鮮やかなシャツとネクタイ。しかもスペシャル2枚重ね。
ナンシーさんの「今日のネクタイ」を平凡社新書でまとめるという話がすすんでいる模様。是非、フルカラー&印税は現物支給で!

「今日の平凡社」は平凡社の出版情報はもちろんのこと、太っ腹なことに平凡社以外の本やその他興味深い情報(時々Perfumeネタ)が色々と紹介されているので、いつも楽しみに読んでいます。ハイボールN島さんの隠れファンでもあります。
そうそう、モアイティッシュケースも「今日の平凡社」で知りました。
いいなあ、社員がモアイからティッシュをずるずる引き出す職場。

モミの木

ロシアの男性の肺にモミの木が。

ロシア・イジェフスクで、男性の肺の中で木が育っているのが見つかった。
男性が胸の痛みを訴え、検査を受けたところ、肺に腫瘍(しゅよう)のようなものが見つかった。摘出手術が行われ、“腫瘍”は長さ5センチのモミの木とわかった。
モミの木は研究機関に送られた。専門家は「あり得ないことだ」と首をかしげている。
http://www.news24.jp/133282.html


「ブラックジャック」に、身体から木の芽が吹き出す少年の話がありました。
海外赴任中の一家に育てられていた植物が、彼らが日本に帰国するとき置いてけぼりにされたくなくて、赤ん坊だった少年の身体に種子を忍びこませたんでしたっけ。
今考えると植物の必死な思いが切ないなあ。
でも子供の頃に読んだときは、かなりの恐怖と気色悪さを感じたことを思い出しました。うう、身体がムズムズする。

肺のモミの木はそのまま育ったらどうなったんでしょうね。身体の中でクリスマスツリー点灯?


鼻から春菊も耳からほうれん草もいける気がしてきました。これぞ自給自足。

家出息子の帰還

パタパタと頭の上を横切る黒い影。
部屋の中に蛾が。
もしやおまえは…ベンジャミン?

覚えていらっしゃるでしょうか。
無農薬野菜と一緒にやってきた青虫ベンジャミンを。
可愛い可愛いと愛でていたのにある日忽然と姿を消した、ちっちゃなちっちゃなベンジャミンを。

あれから早幾年。
青虫の面影はどこにもなくとも、蛾がそんなに長生きするはずはなくとも、小さかったベンジャミンが立派な夜盗蛾(害虫)になった姿を見せに戻ってきてくれたと思いたい親心。
夫のパンツにふわりと止まった蛾に「よく帰ってきたねえベンジャミン。おかあさんはうれしいよ」などと目を細めて話しかけました。

喜んだのも束の間、ちょっと目を離したすきに再び姿を消したベンジャミン。
外の世界へ旅立っていったのか、それとも夢か幻だったのか。

さようならベンジャミン。
元気でねベンジャミン。
でも、うちのベランダの植物は荒らさないでねベンジャミン。

angry old man

自分のへたくそな三味線の音に飽き飽きして、艶やかな音色で耳を洗おうと勝新が三味線を弾いている映像を探す。





京都の街角で『兵隊やくざ』のポスターを見て「このバルザックのような顔の男は誰だ?」とバルテュスは問い、それから30年後、バルテュスと初対面した勝新太郎は「これが恋なのか。今まで本当の恋を知らなかった」と呟いたという。

大ファンだという座頭市本人に身体を揉んでもらい、嬉しそうなくすぐったそうな画家。
バルテュスも勝新も、ある日突然このような異能が出現したのではなく、何世代も受け継がれてきた赤黒い血が人の形をした結晶となって産み落とされたのだろう。

日曜美術館でだったか、「絵にライトをあてるんじゃない!」と撮影スタッフを怒鳴りつけたバルテュスの形相が、猛禽類のような目が忘れられない。

二人の怒れる老人が戯れる。血管を流れるのは赤黒いマグマだ。




バルテュスについてはこちらをどうぞ。

恋人からの手紙

P.S.手相占いに行ったら「手が臭い」って言われて終わったらしいね。

恋人からの一年目の手紙の締めくくりがこんな台詞。
初恋の人からの手紙では確か、ゴキブリを素手で殺すって書かれたっけ。
愛しいあの人はわたしのことならなんでもお見通しなのね…

暖かくなり糠床を再開して1週間余り。
ええ、そこはかとなく右手が臭ってます。
せっけんでごしごしごしごし洗っても完全には消えないこの糠臭を、なんとかする方法はないものでしょうか教えてプリーズファブリーズ。

ええ、ゴキブリを素手でつかまえたこともありました…


追記:
とかなんとか言ってたら、実家からきゅうりの糠漬けが届きました。旨。やっぱり母上様の糠漬けには、まだまだかないません。

TAIZANを探せ

もうすぐ発売のギターマガジンに、我が家の絵描きが表紙と特集ページのイラストを描いています。
よーく見ると、そのほかのページにも載っているかも…。
買ってね。見てね。探してね。

ギターマガジン5月号


ギターマガジン5月号、4月13日(月)発売です。
http://www.rittor-music.co.jp/hp/gm/

月がとっても青いから

シンクロニシティ部長さんとアメリカ帰りの素敵なお嬢さんと高田馬場で待ち合わせ。
部長ご推奨のジャンクな居酒屋、半兵ヱ。キャベツぱりぱり、コロッケあつあつ、やかんでビールを回し飲み。んま~。
ネットがなければ出会うはずのなかった顔と顔、グラスとグラスをつき合わせ。
人生は不思議な偶然に満ち満ちている。

横道に入り込みBAR blue moon。
敷居が高すぎず、かといって変にくだけた雰囲気でもなく、落ち着いた時間が過ぎゆくバー。
ハモンセラーノの脂の乗ったセクシーな足、舌の上を転がるオリーブ、貴腐ワインの芳醇な香りにすっかり酔っ払う。
家路の途は青い月の光と散りゆく桜をゆらゆらとかいくぐり。


真夜中、古い知り合いの名前をネットで見付ける。思わず短いメッセージを書いた後、送信ボタンを前に躊躇する。押そうか押すまいか、送ろうか送るまいか。
以前なら、メッセージを書いたりしなかっただろうに、心の中で懐かしむだけに終わっただろうに、そもそも名前を探したりもしなかったろうに。
躊躇したのは自分のそんな変化に対してかもしれない。

それもこれも、昨夜の集いがあんまり楽しかったから、月があんまり青かったから、ということにしておこう。


blue moon


反重力

頬を優しくなでおろす君の手の温もりに、思わずやめてと払いのけたあの夜。


上から下になでおろしたら顔の肉が垂れるじゃないか。
だって、女の子だもん。重力に逆らいたいお年頃の。
下から上へ持ち上げるように。これ基本。


春です。
身体をぴーんと伸ばしましょう。

花見2009-5


表情筋を鍛えようとして危うく顔面がつりそうになりました。

サラサーテの聲

古風な彈き方でチゴイネルワ゛イゼンが進んで行つた。はつとした氣配で、サラサーテの聲がいつもの調子より強く、小さな丸い物を續け様に潰してゐる様に何か云ひ出したと思ふと、「いえ、いえ」とおふさが云つた。その解らない言葉を拒む様な風に中腰になつた。
「違ひます」と云ひ切つて目の色を散らし、「きみちやん、お出で。早く、ああ、幼稚園に行つて、ゐないんですわ」と口走りながら、顔に前掛けをあてて泣き出した。

                       ―内田百間「サラサーテの盤」


このお話の季節は定かではないものの、不安で不穏で不透明な空気感のせいか、春先になると読み返したくなるのです。
桜が人の心を狂わすように、解らない言葉は人の心をかき乱し。
解ってしまえば、幽霊の正体みたりとなるのでしょう。謎は永遠に謎のままに。

サラサーテが「はつとした氣配で」「小さな丸い物を續け様に潰してゐる様に何か云ひ出」すのは、3分25秒あたり。





 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。