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タンゴ in スカンジナビア

初めて耳にするノルウェー語の官能的な響きと妖しいリズムに虜。11月の終わりに。





Enden Av November / Kaizers Orchestra
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なぜまだらが生まれたのか

こんな拙いブログでも細々と続けておりますと、なにかの拍子に検索に引っかかることもございまして。皆様どんな言葉で此岸へ導かれてきたのかを眺め、そのキーワードで検索しているのはどんな方だろうと想像するのもまた、秘やかな楽しみ。

「栃東の取り組み見たか」で飛んできた方には同好の士よ!と握手を求めたく、「都腰巻 チラリ エロ画像」で辿り着いた方にはご期待に添えず申し訳なさを感じ、「膝の裏 ムズムズ」でこられた方がいると膝の裏がムズムズし、「納豆 大好き」で流れてきた野郎には寄るなさわるなこの納豆星人め!とツバを吐く…。

数日前のこと、こんな検索キーワードがありました。

「なぜまだらが生まれたのか」

まだら、マダラ、斑、真鱈?
なぜまだらが生まれたのかという謎めいたキーワードに心奪われ、全く同じ言葉で探索の旅を続けること一日。動物の模様、ホームズの有名な事件、宇宙から見た地球を歌った曲、マイケルの皮膚について等々、様々なまだらが浮かび上がりました。
しかし、この問いを投げ掛けた方は一体何を見つけようとしていたのか、わたしにはわかりません。この問いの意味も、答えも、恐らく永遠に謎のまま。それでいいのです。

バカと悲哀のTex-Mex

テキサスには、老人ホームで暮らすペニスにできた腫物をもてあますエルヴィスがいる。ディズニーランドに行きたくてたまらないティラノサウルス人形がいる。性格矯正プログラム中のゴジラがいる。女買いに行って女の親父をポン引きと間違えアッパーカットくらって逃げ出した後煙草を吸おうと付けたマッチの火が張り切ってセットした髪に燃えうつり火だるまになって道路に飛び出したらトラックにはねられ川に落ちたところへワニがやってきてパクリと大きな口にくわえこまれたまま死に、自分ちの前にワニと共に放置されたティーンエイジャーがいる。おまけに「彼にはもう必要ないしね」と、最高にクールなワニ革の靴まで盗られてしまった。

さもありなん。さもありなんなのだ。変な話だとか、非日常の世界だとか、「そんな奴おれへんやろ~」(by大木こだま)という気が全くしないのだ。なんだろうこの自然さは。この説得力は。このバカバカしさと悲哀の絶妙なバランスは。
子供の頃に母の膝の上で聞くおはなしはこういうものだった。余計な疑問をはさまず、話を丸ごとごっくん飲み込むあの感覚。愉快なことこの上なくてすっかり夢中になって読んでいたら、一駅先まで行ってしまった。

たたみかけるような短編集の最後を締めくくるのは、作者が語る母の思い出「オリータ、思い出のかけら」。ジョー・R・ランズデールもまた、母が奏でるおはなしを楽しむ子供だった。
全ては母の膝の上から。そしてテキサスから。


現代短篇の名手たち4 ババ・ホ・テップ (ハヤカワ・ミステリ文庫)現代短篇の名手たち4 ババ・ホ・テップ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2009/09/30)
ジョー・R・ランズデール



父と息子の関係が胸に迫る長編『ボトムズ』もおすすめ。

愛書家の夢、或いは悪夢

なんと1冊80万(!)の図書館の写真集。まずは値段に驚いて、写真を見てさらに目が眩む。絢爛豪華な図書館&図書館&図書館…。
http://www.hiroburo.com/archives/50913113.html


ネットで教えていただいた本の彫刻。本からつくられるもう一つの世界。素敵。
本を切り抜いている姿を思い浮かべると、身を切られるような感覚に陥るかも。それを超えて素敵素敵。
http://sublackwell.co.uk/

味噌は遠いものを合わせる

予約していた極味味噌が届いた。福井は永平寺御用達の味噌屋米五の特別仕込みの味噌。
とにかく香りが素晴らしい。そのまま野菜につけて食べてももちろんおいしいし、火を通すとさらに豊かな香りがひろがるので味噌汁にすると最高。一度ためしに頼んでみてやめられなくなり、毎年九月に一年分を予約する。

「味噌は遠いものを合わせる」という。産地の遠い味噌をブレンドすることで、味噌のおいしさがより引き出されるそう。わたしは、極味味噌と宮崎の麦味噌を7:3くらいであわせてつくる味噌汁が好きだ。出汁は煮干しで。

味噌汁の味がうまくきまると気分がいい。そんなときは台所でよしっ!と小さくガッツポーズ。

モン・サン=ミシェル

梅と蜜柑の国は大雨だそうで、朝電話をしたら社員が半分ほどしか出社していない。
ボクんちは丘の上やから平気やったけど、下の方水浸しでモン・サン=ミシェルみたいでしたわーって。
丘の上は嘘でしょう。密柑山の上と言い直しなさい。それにモン・サン=ミシェルって。記録的な豪雨よりも、君の口からそんな洒落た文句が出てきたことにびっくりで、津波に飲み込まれた気分。

枯渇

なにか書きたいのであるが書きたいことがなんにもない。ということだけを、この数日、何度も書いては消し、書いては消し、している。
なにか入れなきゃでてこないのだ。脳味噌にカロリーが足りていないのだ。
自分の羽根を抜いて機を織る人は、羽根がなくなったらどうするんだろう。

納豆星人

会社の冷蔵庫を開けたら納豆がぎっしり詰まっていた。悪夢のようだ。なんでも取引先からのいただきものらしい。こんなもの贈るほうも贈るほうだがもらう方ももらう方だ。みんなきゃあきゃあ喜んでいる。どうかしてる。冷蔵庫に飲み物など入れていなかったのが幸いだ。しばらく冷蔵庫に近付かないようにしよう。

ところが事はそれだけでは収まらなかった。なんと、昼になったらみんな冷蔵庫から納豆を出してきたではないか。それ、どうするの。その手にもった納豆、一体どうするつもり。まさかここで開けないよね。開けたりしないよね。よね。ああ、神様。彼らに納豆のパックを開けさせないでください。彼らは自分たちが何をしようとしているのかわからない愚か者なのです…
わたしの切なる願いも空しく、みんな一斉に納豆のパックを開けた。そして一心不乱にかきまぜ始めた。納豆のえも言われぬ悪臭がこちらへ漂ってくる。あ、呼吸が…。人殺し!生物テロ!叫ぶわたしに、美味しいのにねえ食べられないなんてかわいそうという哀れみと侮蔑の言葉が浴びせられた。

おかしい。みんな納豆に騙されている。いや、彼らはすでに納豆菌に汚染され納豆に支配されているのだ。自分の意志で行動しているつもりでも納豆の操り人形と化しているのだ。その証拠に、ほら、あんなに糸を引いて。
ずるずると納豆をすすりながら、納豆星人たちがこちらを向いてにやりと笑った。
 
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