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去年今年貫く棒の如きもの

あなたの今年を一文字で。
http://cake.oresama.jp/hitomoji/

ゆらりひょんの2009年を一文字で表すと「禁」だそうです。
ツイッターで使っている名前だと「♡」。
「禁」と「♡」の間で揺れ動いた一年…。ふふふ。意味はなくともふふふ。

新宿まででかけた帰りのバス。窓から外を眺めていると急に強い風が吹き始め、甲州街道を環七を、風が大掃除するかのごとく。お正月飾りを風にもっていかれたあの家に、どうか福がやってきますように。

家庭内仕分作業は全く進まず、レンジフードを拭いただけで力尽き。お節もやめようかと思いましたが、それではさすがに正月気分が訪れず、夕方から慌ててつくった紅白なます、きんとん、筑前煮、たたき牛蒡。形だけでも。

今年の雲古は今年のうちに始末をつけたかったのですがもはや間に合いそうになく。去年今年貫く棒の如きものを腹に抱えてそろそろ年明け。

時計の針が零時を回れば2010年。
なんだか遠い未来に足を踏み入れるような気がします。

今年も一年お世話になりました。
どちらさまもどうかよいお年を。
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ゾンビの手

歌舞伎座さよなら公演 十二月大歌舞伎 昼の部

*歌舞伎座  11:00~

 一、操り三番叟

 二、新版歌祭文 野崎村

 三、新古演劇十種の内 身替座禅

 四、大江戸りびんぐでっど


無数のゾンビの手が障子を突き破った瞬間、初めて歌舞伎を観たときに舞台のセットや書き割りに感じた気持ちが懐かしくもよみがえり。すなわち「あ、ドリフだ」。
で、頭の中に盆回りの音楽が響き渡り、ドリフならここでおしまいにできるけれど舞台ではそうはいかないもの。てんこもりのおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさに溢れていたけれど、ちらかしたおもちゃたちがきれいにおもちゃ箱へ収束される快感を欲してしまいました。
それでも。カーテンコール時のこれは歌舞伎です!の言葉に、うんうんと頷いてしまったものよ。

玉の井に顔の角度が素敵な四十郎に夜の部の大岡忠相に、三津五郎祭の様相も。

寒いんです

勤務先はすこぶる寒い。
暖房はついているものの、あたたかい空気は天井のど真ん中を横切る大きな梁にせき止められて、入り口に一番近い末席のわたしのところまで届かない。おまけに人の出入りがある度に冷たい空気に身をさらされる。ああ、下働きの悲しさ。

月曜日。休み明けの社内はいつにも増して底冷えがする。黒と赤のへんてこな格子模様の膝掛けを身体にぐるぐる巻き付け、足の裏にカイロを貼ってもなお寒く、手も頭もかじかんで言うことをきかない。
そんな社内で唯一あたたかいのはトイレの便座。便座にお尻を密着させると、そのぬくもりに涙。お尻丸出しの状態が一番あたたかいなんて。
かくして暖をとるため頻繁にトイレ詣で。トイレさまさま。同僚からはオシッコの近いやつと思われているに違いないが、そんなことに構っていられない。土日で溜まった書類に、複数の〆作業に、トイレ詣でに、ぶるぶる震えながら忙しく働いた。

で、見事に風邪っぴき。休みをとり、暖房の効いた部屋で身体にフリースのブランケットを巻き付け、あたたかいことの幸せをかみしめた一日。そして、風邪が治ったら会社に火鉢を持ちこもうかなあ、火鉢で焼きおにぎりなんていいなあ、えいひれも炙っちゃおうかなあ、などと夢想している。荒れた喉に蜜柑がしみた。

月の輝く夜に

偶然とはときに。




わやなわなゆかぬやゆー

鞄の底からサルベージしたiPhoneに浮かぶ文字。

 わやなわなゆかぬやゆー

すわ、宇宙からのメッセージと思いきや、電車の揺れにのっかりiPhone、勝手にフンフンつぶやいていたらしい。

 わやなわなゆかぬやゆー

あめゆじゅとてちてけんじゃの親戚か知ら。永訣の朝でもあるまいに。

 わやなわなゆかぬやゆー
 わやなわなゆかぬやゆー

繰り返す毎に、愛着がわいてくる。
喉の奥で低く低く、新しい呪文をひとり噛みしめる。



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Bleeding Love

美しさにほうっとため息をついたり、人間業とは思えない技術に感嘆の声をあげたりしたことはあったけれども、ダンスにここまで惹き付けられたのは初めて。音楽と踊りが見事に一体化していて、なんともドラマティック。見ていて飽きることがない。
アメリカンダンスアイドルのシーズン4、振り付けはヒップホップのタビサ&ナポレオン。やはり彼らが振り付けを担当した「no air」も素敵だった。
審査員の一人が言った「リリカルヒップホップ」という評が言い得て妙。





Bleeding Love / Leona Lewis

有難う

突然ですが髪切りたくないですか。伸びっぱなし伸ばしっぱなしのざんばら髪がよっぽど酷く見えたのか、迷うことなくわたしに近付いてきた客引きにまんまとのせられ、そのまま髪を切りに行った。
今年店に入ったばかりという青年がわたしの髪を洗いながらこんなことを言う。

 もう12月ですね
 どんな一年でしたか
 僕はいいこともわるいことも両方あって
 でも人間として成長できたって思える一年でした
 人に感謝できるようになったんですよ
 それってすごくないですか
 有難うって難が有るって書いてありがとうなんですよね
 難が無いと無難になるんですよ
 だからいいこととわるいことと両方あってよかったです

きっとどこぞで聞きかじったのであろう言葉。だけれども、クリスマス仕様なのか全身緑のタイツ姿に指先が染料で染まった手で発する青年の言葉にはとっても実感がこもっていて、そういう気持ちを忘れないでほしいなあと思ったわたしはすっかりすれっからしのオバチャンなのだ。

人への感謝の気持ち。思い出させてくれて有り難う。

むははははは、むむははははははは

歌舞伎座さよなら公演 十二月大歌舞伎 夜の部

*歌舞伎座  16:45~


 一、双蝶々曲輪日記 引窓

 二、御名残押絵交張 雪傾城

 三、野田版 鼠小僧


まわるまわるくるくるまわる廻り舞台。そればかりが印象深く。

作家の酒

読んでから飲むか、飲んでから読むか。いやいや、やっぱり飲みながら。
26人の作家の26通りの飲み方。飲み方の命名が素晴らしく楽しくて、目次を眺めているだけでほろ酔い気分。

 井伏鱒二  横綱酒
 山口瞳   振る舞い酒
 吉田健一  グルメ酒
 田村隆一  四六時中酒
 中上健次  ホン気酒
 池波正太郎 人情酒
 立原正秋  こだわり酒
 三島由紀夫 スマート酒
 田中一光  惚れぼれ酒
 赤塚不二夫 レロレロ酒
 福田蘭堂  モテ♡モテ酒
 秋山十三子 はんなり酒
 星新一   ニコニコ酒
 稲垣足穂  バッタンキュー酒
 小津安二郎 底なし酒
 宮脇俊三  特急ひとり酒
 高田喜佐  すっぴん酒
 黒澤明   太っ腹酒
 草野心平  ケロケロ酒
 種村季弘  奇想徘徊酒
 大藪春彦  ハンター酒
 埴谷雄高  老人性ボレロ酒
 田中小実昌 場末酒(ハッピーエンド)
 長新太   ☎リンリンはしご酒
 田辺茂一  風流ハレンチ酒
 山田風太郎 アル中ハイマー酒


そういえば。
この本をまだ見ぬ今朝、覚醒直前の夢。バーのカウンターでオカマのママ相手に、焼酎は煎れたての熱い緑茶で割って飲むのが一番おいしい!と力説、そのママは吉行淳之介の恋人だそうで、「ペットボトルのお茶じゃダメなの?」と問う低く甘ったるい声が目覚めた後もやけに生々しく耳に残った。
本の中程にはさまれた吉行淳之介と浅草千束のオカマバーのママの写真に一瞬まさかとドキリとしたが、夢の中のママはもっと福々しかったように思う。


作家の酒 (コロナ・ブックス)作家の酒 (コロナ・ブックス)
(2009/11/25)
コロナ・ブックス編集部


 
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