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夢 #6~#10

#6
お山のてっぺんの広場に並んだパイプ椅子に座り、木落しを待つ。始まるぞという声に斜面が見える場所に移動するとそこは田舎の商店街で、ちょうど御柱が落とされたところ。縄を切られた御柱がひとりでに商店街の通りを落ちてゆく。曲り角もうまい具合にすり抜ける。氏子は一人もいない。

#7
別れた男の家から荷物を運び出し船に運ぶ。最後に大きな机をのせると喫水線がぐっと下がった。水路をゆく船にゆられうとうと。西日が顔にあたり目を覚ますと船は海に出ていた。と、別れたばかりの男が横にいる。例のあの先生、医者をやめて眼鏡屋になったよという話をきく。

#8
大学時代に住んでいたアパートにいる。2階の203号室。夜遊びから戻らない猫を心配しドアをそっと開け闇に向かってくうや、くうと名を呼べば、しゃらしゃらと鈴の音が応える。くうや、しゃらしゃら、くうや、しゃらしゃら。近付いたと思えば遠ざかる鈴の音と、戯れるかの如く。

#9
「ピアノ売ります」のチラシを片手に下町をふらつく。角の魚屋から楽しげな話し声。マコちゃん、ヒロちゃんとお互いちゃん付けで呼びあうおじさんたち、従兄弟同士で魚屋をやっているらしい。追われる男と追う男が、同じテーブルで丼飯をかっこんでいる。ピアノはまだ見つからない。

#10
緑眩しい広場でグローブを構える子供たちの輪が二つ。カウンセラーのおばちゃん、空の上からボールの行方を知らせる。ほうら左チームにいったよ、もっと左ひだり。ところが下界で風に流されたボールは右チームの一番右の子がキャッチ。だめだなあカウンセラーのおばちゃんは。


夢3

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木版画の詩人

古今東西を遊ぶ 川上澄生 木版画の世界

*世田谷美術館
 2010年3月13日(土)~5月9日(日)

川上澄生木版画の世界


昨年、古本屋で偶然出会った川上澄生の作品と世田谷美術館で対面。

若い頃の細くて悩ましげで緻密なタッチが、年月を経てどんどん大胆に、愉快な線になっていく様が見てとれます。自分の指先から木版画が生まれるのが楽しくて楽しくて仕方ないという喜びが作品から伝わってくるような。そして飽くことなき文明開化と南蛮への憧憬。


 今の僕には好い景色は好い景色であるが絵にならないのです。
 僕にとつては好い景色よりも人間の住んで居る街の中の景色の方が絵になるのであつて、
 僕自身は田舎に住んで居るが結局都会から離れられない人間のやうです。
 然し今は都会風景よりもやはり明治文化や南蛮文化の方が僕の心の中に巣を食つて居るのです。


川上澄生は、木版画を一枚の絵として生むだけでなく本という形に綴じるのも好きだと、何冊もの私刊本を出しました。本の形にまとめられた木版画は一個の詩、ストーリー、いやおはなしと言ったほうがしっくりくるかしら、を語りだし、添えられた文章もあわせてうふふと微笑んでしまうようなものばかり。


 Instructorは學校の先生
 實は私はへつぽこ先生
 私の履歴も變てこだ
 給仕人だの居候
 鮭罐詰製造人夫
 看板の圖案描き
 羅紗問屋の番頭
 それから學校の先生だ


一教員として市井に暮らし、ルソーを心の師父と仰いで、黙々と版木を刻みつづけた川上澄生。その生涯と作品にぜひ触れてみてください。おすすめです。

ぎやまん寄席

ぎやまん寄席番外編 市馬・白鳥ふたり会

*湯島天神  18:45~

 柳亭市也  「牛ほめ」
 柳亭市馬  「雑俳」
 三遊亭白鳥  タイトル未定・上
  ~仲入り~
 三遊亭白鳥  タイトル未定・下
 柳亭市馬  「らくだ」


芸というのは今の自分をぶつけることなんだと、そしてお互いがぎやまんの如くきらきら反射しあうところがふたり会の醍醐味だと、扇子のこちら側からえらそうに講釈たれるつもりはないけれど、煌めく梅花のシャンデリアの下、そんな思いが浮かびました。
今の市也、今の市馬、今の白鳥。しっかり伝わってきてしっかり受けとめてとってもいい気分。

読書中

この写真にもうメロメロ。

Book_Snail_by_SodiumKid.jpg

蝸牛1


かたつむりを飼おうと心に決めてしまうほど。読んでいるのはカフカ。

名残の桜

歌舞伎座さよなら公演 御名残四月大歌舞伎 第三部

*歌舞伎座  18:20~

 一、実録先代萩

 二、助六由縁江戸桜


助六、最高でした。
舞台も衣装も役者も豪華絢爛江戸桜。
これほど華やかな助六はもう二度と見られないんじゃなかろうか。

あまりに、あまりに名残惜しく。

23


「あなた、あたしの骨が好きなんでしょう。
 あたしの身体を焼いたら、透き通った桜の花びらみたいな骨が取れると思っているんでしょう」


 ―『ツィゴイネルワイゼン』

夢 #1~#5

#1
たいそう繁盛している和菓子屋でどら焼き六つと栗鹿の子一つを買う。威勢のいい若主人が菓子を包みながら、自分はもっとどら焼きを焼きたいのに忙しくてできねえと苦笑。その左手には包帯。右手だけでいれてくれた緑茶のいい香りが漂ってくる。

#2
遅れそうになり慌てて出かけたら、透け透けの靴を履いている。足の爪が1センチも伸びているのがまる見えで、とっても恥ずかしい。おまけに伸びた爪にはてんとう虫のような斑点が。

#3
黒い靴を選んだはずなのに、確かに色は黒なのだが深紅のリボンがついている。葬儀にこれはまずいと他の靴を探すものの黒い靴が見つからない。ストッキングも履いていない。慌てて2階に駆け上がると戸締まりもまだだ。木枠の古いガラス窓からのぞく青空、すきま風そよそよ。

#4
さっきまで陽光に羽をきらめかせていた薄羽蜉蝣が耳の穴に入っていった。脳細胞に羽がさわさわ触れてくすぐったい。あ、前頭葉にとまった。

#5
知り合いを出迎えに行くも見つからず。おーいと声かけられ振り向けば、一人は黒人、一人は巨人になっていた。再会を祝して通りすがりのお巡りさんに写真を撮ってもらう。巨人が入りきらないと、お巡りさんはじりじり後ずさる。写真の中のわたしはどんどん小さくなってゆく。


夢1

 
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