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食べたのだあれ

NHK日曜美術館30年展

*東京藝術大学美術館
 平成18年9月9日(土)~10月15日(日)


展示室に入るといきなり高橋由一の「鮭」。赤黒い鮭の骨やふやっとした皮の描写が、間近で見てもリアルで力強い。

「鮭」となると思い出されるのが、鈴木慶則の「高橋由一風鮭」。切り身をそいで食べられちゃった荒巻鮭。この作品のことは種村季弘の本で知ったのですが、楽しい話なので
ご紹介。

鈴木慶則さんのこの作品(「高橋由一風鮭」)には面白い後日譚がある。赤瀬川原平の使えない千円札制作が裁判沙汰になったとき、特別弁護人として法廷に立たれた故瀧口修造氏にこの食べられない新巻鮭がお歳暮として贈られた。和紙に包んだうえを荒縄にくくって送られてきたので、瀧口氏はてっきりこの梱包そのものが梱包芸術だろうと思い込まれて、中を開けずにいた。あるときふと思いついて開けてみたら、中から仕掛けを掛けたように食べられない鮭がひょっこり出てきたというのである。(「食物漫遊記」p18 筑摩書房)

こちらの身の少ない鮭も、一度実物を見てみたいものです。

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