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世に楽しみの種は尽きまじ

■五月大歌舞伎 夜の部

雨のみゆき通りをぴたぴたと新橋演舞場、五月大歌舞伎へ。お目当ては中村吉右衛門宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候の「石川五右衛門」。

公卿から奪った勅書を利用して大仕事をたくらむ五右衛門の初登場場面。
勅使に化けて供を従え花道で、にたり。無言の存在感。
その後偽物であることが露見し姿をくらます五右衛門。宙に浮いた葛籠がぱっと割れ、中から現れた五右衛門がふんわりふわりと空中を泳ぐ。
南禅寺ともども絶景かな絶景かな。

中幕は中村福助が踊る「京鹿子娘道成寺」。首から肩にかけての線、なめらかな腕の動きにうっとり。あの指先を盗みたい。

「吉祥院お土砂」はたいへん明るい喜劇。吉右衛門演ずる紅屋長兵衛が、人にかけると誰でもくにゃくにゃになってしまうというお土砂と一緒にこれでもかと笑いをふりまく。
「チッチキチー」や「武勇伝」まで出てきたのにはさすがにびっくりしたけれど、そのサービス精神に脱帽。

舞台は一転「火の見櫓」。雪景色に八百屋お七の恋の炎が燃えさかる。市川亀治郎扮するお七の愛らしいこと。
人形浄瑠璃のように演じられる人形ぶり、制限された動きや表情にお七の抑えきれない想いがなおのこと滲み出る。

歌舞伎初心者の自分には大満足の夜。
久しぶりに会う友と、サングリア片手に腸詰めやスペイン風オムレツ、着物や三味線の話でさらに満腹。


*新橋演舞場  16:30~
「増補双紋巴 石川五右衛門」
「京鹿子娘道成寺」
「松竹梅湯島掛額」

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