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ミステリアスナイト

■喬太郎のミステリアスナイト

開口一番は弟弟子の喬之助「堀の内」。粗忽者がそそっかしさを信心で治そうと、堀之内のお祖師様へお参りする噺。堀之内のお祖師様とは、我が家のすぐ近くの妙法寺のこと。自分のよく知っている場所がでてくるだけで、何だかうれしい。
6~7年ぶりに見た喬之助は、すっかり落語家さんらしい雰囲気になっていた。

喬太郎の一席目は「国民ヤミ年金」。去年、年金問題で大騒ぎになった頃作られた噺なので、1年経った今となっては古さを感じる。そこへ、郵政民営化などタイムリーな話題を盛り込む腕は流石。

下りかけた幕を手で制し、談志師匠みたいとつぶやきながらの二席目は「孫、帰る」。田舎へやってきた孫とじいさんが、二人で屋根に登り、街を眺めながら語り合う、ほのぼのとした噺。と思っていたら、心の奥をぎゅっとつかまれるような展開。
夏の夕暮れ、ひぐらしの声が聞こえた時のちょっぴり淋しい気持ちを思い出す。

仲入り後は寒空はだか登場。ハードボイルド・ディズニーランド!しかしチキルームはつまらない、東京タワーの唄等々。たわーたわー、東京タワーにのぼったわー。あら覚えちゃったわー。

ラストは喬太郎「死神」。本日の呪文は「あじゃらかもくれんチキルーム、つまらない」。喬太郎が自分の前の出演者をすぐネタにするのが大好き。
死神が、貧乏で死のうとしている男に呪文を授け金儲けの方法を教えるのは、非番の時の趣味が人助けだから(普段やらないことやりたくて)、という人を喰った理由は初めて聞いた。この愛嬌が最後には、男が自分の寿命を延ばそうと必死な様を見つめる不気味な笑顔へとつながる。

池袋のミステリアスな一夜。


*東京芸術劇場・小ホール
 
 柳家喬之助 「堀の内」
 柳家喬太郎 「国民ヤミ年金」
 柳家喬太郎 「孫、帰る」
  -仲入り-
 寒空はだか 
 柳家喬太郎 「死神」

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