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攘夷

それは銀座の大通り。
前方から歩幅もひろく歩いてきた明るい色の目をした異国の男性が、
わたくしに向かって話しかけてまいりました。
言葉も通じぬ東洋の島国で、なにか困ったことでもあるのでしょう。
ジュラ紀ほども昔に習った異国の言葉を必死で思い出しながら
彼に向き合ったのでございました。

「わたくしはあなたを助けることができますか」
「お茶飲まない?」
「何ですと?」
「お茶飲みに行こうよ」
「いいえ、わたくしは行きません」
「お茶ぐらいいいじゃん。いいお店ない?」
「わたくしはここで見知らぬ人です。」
「ちょっとだけ」
「わたくしは時間を持ちません。」
「どうして」
「わたくしは仕事を持っています。わたくしは事務所へ行かなければなりません。」
「何時までに戻んなきゃなんないの」
「1時を去ること20分です。」
「付き合ってよ。」
「なぜあなたはわたくしと共にお茶を飲みますか。」
「今日誕生日なんだけど、一人でさみしいし。」
「祝。良き誕生日を持て。」
「彼女もいないし。」
「良き女友達を持て。」
「じゃあ一緒に行こうよ。彼氏いるの?」
「わたくしは一人の夫を持っています。」
「へぇ結婚してんだ。いくつ?」
「わたくしは36年間年取っています。」

その瞬間彼は、何事もなかったかのように立ち去っていきました。
夷狄め、おととい来やがれ。人の親切を何と心得る。
次に見かけたらアームストロング砲撃ち込んでやるから。ずどーん。

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