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ある休日

寒い一日。
空気が乾燥しているためか三味線の鳴りがことのほかよく、腕が上がったかのような錯覚。

午後からぶらんぶらんと出かけ、目白から鬼子母神、池袋へ抜ける。
都電に架かる小さな橋から線路を見下ろせば、橋の上に立つ自分の影がくっきり。
小さく手を振れば影も手を振る。うれしくなって大きく手を振る。影も真似する。
右に左に振りかざしてすっかり冷えきった手をポッケに突っ込み、古本屋をひやかしたり買い物をしたり。
東武の魚売り場で鯛の頭が叩き売られていたので、久しぶりに鯛飯でも作ろうかと買って帰る。

道すがら、闇が広がり始めた空に一番星を発見。
本当に☆の形に煌めいてみえる。なんだか不思議。宇宙に浮かぶ星と☆の記号が、自分の中で初めて結びついた瞬間。

土鍋で炊いた鯛飯と鯛の潮汁、セリのお浸し、きんぴらごぼう、黒霧島で夕飯。満腹。
何十年か後に自分の来し方を振り返ったとき、今日のように何気ない一日がたまらなく愛おしく思い出されるような気が、ふとした。
今日のように何気ない一日などすぐに忘れてしまうような気も、した。鯛の目玉をしゃぶる。

さ、明日も休みだ。


鯛飯

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