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文明開化

古書のため息辿ってみれば文明開化の音がする―
棚から呼ばれて手をのばしたのは、川上澄生「平戸幻想他六篇」(カラーシリーズ中公文庫・川上澄生全集第4巻)。荻窪ささま書店にて。
モダンで、独特で、どことなく奇妙な版画の数々。


文明開化らんぷの灯は文明開化の光。

平戸幻想1着物姿で馬車に乗るしんでれら。

平戸幻想3銀紙に彩色豊かな南蛮人図。


川上澄生は明治28年(1985年)横浜生まれ。大正5年に青山学院高等部を卒業すると翌年カナダに渡り、アラスカでは鮭缶詰工場の人夫として働く。大正7年に帰国。英語教師として教鞭を執るかたわら木版画の制作を本格的に始め、文明開化と南蛮をテーマに数多くの作品を残した。昭和47年没。

文明開化と南蛮。
日本と西洋との邂逅。混ざり合い溶け合う彼我の風物。遠いものへの憧れ。
明治後期に横浜で生まれ育った少年は、日に日に薄れてゆく文明開化の日本を故郷と慕い、終生その残り香を追い求めたのだろう。
折りにふれ
「私の意識するエキゾテイシズムは西洋そのものに対するものではない。明治文化のちぐはぐにして安心出来る特異なる詩情に対する郷愁である―」
と語っていたという。

こんなページを発見。あなたの街にも川上澄生のノスタルジアが息づいているかも。
http://taco.jugem.cc/?eid=1072

全14巻のこの全集、第5巻の「いんへるの」がとっても気になる。第6巻「えぞがしま」も。
探しものは終生尽きることない。わたしの文明開化は古本の中に。

平戸幻想4

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