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自分を縛るもの自分を解き放つもの

ジョン・ルーリー ドローイング展 You Are Here

*ワタリウム美術館
 2010年1月30日(土)~5月16日(日)


頭ではわかっている。こんなことではいけないと。それでも手のつけようがないほど思考と感情が乖離。嵐が吹き荒れ理性の堤防をあっけなく突破し人を傷付け自分を蔑む。そうして行きつくところはいつも同じ堂堂堂堂堂巡り。
ぎりぎりと、希望と絶望の淵をぎりぎりと、ジョン・ルーリーのドローイング展を見に行く。こんな絵を描くんだねジョン・ルーリーは。チャーミングで毒気があって自由で、なによりこの色彩。ああこれはジョン・ルーリーの鼻歌だ。鼻歌を歌いながら描くんじゃなくってこれは鼻歌そのものだ。ふっと浮かんだイメージがそのまま絵筆に伝わったかのような鼻歌だ。鼻歌だ鼻歌だふふふふん。
真っ赤な口が語りかける。You Are Here。あなたはここにいる。わたしはここにいる。これまで辿った赤く曲がりくねった道。あなたもわたしもその道を経て今ここにいる。

帰り道、久しぶりにカメラを取り出した。ほれぼれするような初夏の陽射し。昨日までは白黒の世界に生きていたのか。鮮烈な色彩が目に飛び込んできて、強い色に向けてばしゃばしゃシャッターを押す。つやつやした新緑の樹々、作り物のようなゼラニウム、ホープ軒の看板、遠い空遠い雲。
すこしだけ、自由になった気がした。なにも知らない自由とは違う。まだまだ。明日は鼻歌を歌おう。




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