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初めての

健康診断にて。
まつげバッサバサの美人女医にお尻に指を入れられました。
初めての直腸検査。あうん。

西荻窪、南口

きれいに晴れた土曜の午後、西荻窪へ。
週に一度は訪れていた西荻の街ともすっかり縁遠くなり、それでも北口方面はたまにぶらつくこともあったものの、南口に足を向けるのは実に十年ぶり。

初めましての店が二軒。まずはセレクトCDショップ雨と休日へ。壁に沿って適度な間隔にCDが配置されている。ひとりの夜に、ふたりの朝に、静かに流したくなる音楽の数々がまさに“選ばれた"という趣き。斜向いのにわとり文庫はこじんまりとした可愛らしい古本屋で、本の並びも好み。近所にあれば通い詰めてしまうだろう。

それから路地をついと入り、西荻に来ると必ず立ち寄っていたねこの手書店へ。店内は十年前からほとんど変わった様子がなく。そうそう、いつもこの左っ側のミステリーコーナーで創元推理文庫やハヤカワミステリ文庫を物色した後、次に奥の文庫本エリアをうろうろ、最後に右っ側の単行本や美術書、雑誌類をとっくり眺めて出てきたっけ。

バス通りに向かうと角の新星堂が見えてきた。まだあったんだと思いきや、明日でおしまいの閉店セール。買いそびれていた喬太郎を30%OFFで4枚、ここでCDを買うのも最初で最後。

通りをわたって裏道をてくてく、スコブル社に辿り着く。本の迷宮のようだったこちらは迷宮度がさらに高まり、あちらこちらで雪崩が起きている。確か以前は通路もう2本分くらいは行き来できたはず。迷宮から老いぼれグリンゴを救出して、スコブル満足。

それから再び駅のほうへ向かう。洒落た小さな食べ物屋がたくさんできている。駐車場で身を丸めている白黒の斑猫に挨拶したら、シッポを高々と掲げ肛門を見せつけられた。やーねー。

中央線をくぐり北口、古書音羽館。いつきてもハズレがなく、今日もコミさんの本と古い中公文庫を数冊。もし宝くじに当たるようなことがあれば、店ごと買う。宝くじ買ったこともないくせに、そんな妄想を掻き立てられる。

それにしても十年かー。声に出して呟くと、十年前とやってること変わってないじゃん古本屋行って古本屋行って古本屋行って…とすかさず横から突っ込まれる。十年前から成長してないってこと?と問うたところ、十年前から中身がオッサンだったってこと、と返された。

そして今、雨と休日で手にしたビル・エヴァンスを聴きながら日記を書いている。子供の声の混じったChildren's Play Songがとても美しく、満月に映えている。


西荻南口


ZIZI

先日のCat Powerのライブ。
まるで大勢の視線に晒されているのが耐えられないかのように落ち着きなくうろうろと動き回り、ときにはステージの奥で身を隠すようにしながら歌うショーン・マーシャルの足元は、白い靴。
ショーンが右へ左へ動くたびに、白い靴も跳ねる。歌声とともに、白い靴が脳裏に刻まれる。
その夜家に帰ると、ライブの興奮醒めやらぬまま白い靴を注文してしまった。

repetto


repettoのZIZI。箱を開けると可愛らしいピンクの紙に包まれた新しい真っ白な靴が。しなやかですぐに足に馴染みそうに軽い。
一瞬、もったいなくておろせないと思ったが、この写真を見て勇気がわいた。

serge

ゲンズブールのワードロープには同じ靴が20足以上並んでいたそうだ。
指の形がくっきり浮き出るまで履きたおそうか。

魚肉饅頭

風邪で寝込んだ平日。
枕から頭は上がらねども本は読めると北方水滸伝を再読。
男たちが朱貴特製の魚肉の饅頭に食らいつくたびに、口の中に唾がわく。どんな味がするのだろう。
たまらなくなって肉まんを買ってきてもらい、布団の中でアツアツの肉まんに食らいつく。
魚の味はしない、もちろん。それでも梁山泊の一員になったような気分にちょっとだけ浸り、腕に流れてきた肉汁を舌先でなめる。うまいうまい。

しまった。全巻読み終わる前に全快するとは。

去年今年貫く棒の如きもの

あなたの今年を一文字で。
http://cake.oresama.jp/hitomoji/

ゆらりひょんの2009年を一文字で表すと「禁」だそうです。
ツイッターで使っている名前だと「♡」。
「禁」と「♡」の間で揺れ動いた一年…。ふふふ。意味はなくともふふふ。

新宿まででかけた帰りのバス。窓から外を眺めていると急に強い風が吹き始め、甲州街道を環七を、風が大掃除するかのごとく。お正月飾りを風にもっていかれたあの家に、どうか福がやってきますように。

家庭内仕分作業は全く進まず、レンジフードを拭いただけで力尽き。お節もやめようかと思いましたが、それではさすがに正月気分が訪れず、夕方から慌ててつくった紅白なます、きんとん、筑前煮、たたき牛蒡。形だけでも。

今年の雲古は今年のうちに始末をつけたかったのですがもはや間に合いそうになく。去年今年貫く棒の如きものを腹に抱えてそろそろ年明け。

時計の針が零時を回れば2010年。
なんだか遠い未来に足を踏み入れるような気がします。

今年も一年お世話になりました。
どちらさまもどうかよいお年を。

寒いんです

勤務先はすこぶる寒い。
暖房はついているものの、あたたかい空気は天井のど真ん中を横切る大きな梁にせき止められて、入り口に一番近い末席のわたしのところまで届かない。おまけに人の出入りがある度に冷たい空気に身をさらされる。ああ、下働きの悲しさ。

月曜日。休み明けの社内はいつにも増して底冷えがする。黒と赤のへんてこな格子模様の膝掛けを身体にぐるぐる巻き付け、足の裏にカイロを貼ってもなお寒く、手も頭もかじかんで言うことをきかない。
そんな社内で唯一あたたかいのはトイレの便座。便座にお尻を密着させると、そのぬくもりに涙。お尻丸出しの状態が一番あたたかいなんて。
かくして暖をとるため頻繁にトイレ詣で。トイレさまさま。同僚からはオシッコの近いやつと思われているに違いないが、そんなことに構っていられない。土日で溜まった書類に、複数の〆作業に、トイレ詣でに、ぶるぶる震えながら忙しく働いた。

で、見事に風邪っぴき。休みをとり、暖房の効いた部屋で身体にフリースのブランケットを巻き付け、あたたかいことの幸せをかみしめた一日。そして、風邪が治ったら会社に火鉢を持ちこもうかなあ、火鉢で焼きおにぎりなんていいなあ、えいひれも炙っちゃおうかなあ、などと夢想している。荒れた喉に蜜柑がしみた。

わやなわなゆかぬやゆー

鞄の底からサルベージしたiPhoneに浮かぶ文字。

 わやなわなゆかぬやゆー

すわ、宇宙からのメッセージと思いきや、電車の揺れにのっかりiPhone、勝手にフンフンつぶやいていたらしい。

 わやなわなゆかぬやゆー

あめゆじゅとてちてけんじゃの親戚か知ら。永訣の朝でもあるまいに。

 わやなわなゆかぬやゆー
 わやなわなゆかぬやゆー

繰り返す毎に、愛着がわいてくる。
喉の奥で低く低く、新しい呪文をひとり噛みしめる。



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有難う

突然ですが髪切りたくないですか。伸びっぱなし伸ばしっぱなしのざんばら髪がよっぽど酷く見えたのか、迷うことなくわたしに近付いてきた客引きにまんまとのせられ、そのまま髪を切りに行った。
今年店に入ったばかりという青年がわたしの髪を洗いながらこんなことを言う。

 もう12月ですね
 どんな一年でしたか
 僕はいいこともわるいことも両方あって
 でも人間として成長できたって思える一年でした
 人に感謝できるようになったんですよ
 それってすごくないですか
 有難うって難が有るって書いてありがとうなんですよね
 難が無いと無難になるんですよ
 だからいいこととわるいことと両方あってよかったです

きっとどこぞで聞きかじったのであろう言葉。だけれども、クリスマス仕様なのか全身緑のタイツ姿に指先が染料で染まった手で発する青年の言葉にはとっても実感がこもっていて、そういう気持ちを忘れないでほしいなあと思ったわたしはすっかりすれっからしのオバチャンなのだ。

人への感謝の気持ち。思い出させてくれて有り難う。

なぜまだらが生まれたのか

こんな拙いブログでも細々と続けておりますと、なにかの拍子に検索に引っかかることもございまして。皆様どんな言葉で此岸へ導かれてきたのかを眺め、そのキーワードで検索しているのはどんな方だろうと想像するのもまた、秘やかな楽しみ。

「栃東の取り組み見たか」で飛んできた方には同好の士よ!と握手を求めたく、「都腰巻 チラリ エロ画像」で辿り着いた方にはご期待に添えず申し訳なさを感じ、「膝の裏 ムズムズ」でこられた方がいると膝の裏がムズムズし、「納豆 大好き」で流れてきた野郎には寄るなさわるなこの納豆星人め!とツバを吐く…。

数日前のこと、こんな検索キーワードがありました。

「なぜまだらが生まれたのか」

まだら、マダラ、斑、真鱈?
なぜまだらが生まれたのかという謎めいたキーワードに心奪われ、全く同じ言葉で探索の旅を続けること一日。動物の模様、ホームズの有名な事件、宇宙から見た地球を歌った曲、マイケルの皮膚について等々、様々なまだらが浮かび上がりました。
しかし、この問いを投げ掛けた方は一体何を見つけようとしていたのか、わたしにはわかりません。この問いの意味も、答えも、恐らく永遠に謎のまま。それでいいのです。

味噌は遠いものを合わせる

予約していた極味味噌が届いた。福井は永平寺御用達の味噌屋米五の特別仕込みの味噌。
とにかく香りが素晴らしい。そのまま野菜につけて食べてももちろんおいしいし、火を通すとさらに豊かな香りがひろがるので味噌汁にすると最高。一度ためしに頼んでみてやめられなくなり、毎年九月に一年分を予約する。

「味噌は遠いものを合わせる」という。産地の遠い味噌をブレンドすることで、味噌のおいしさがより引き出されるそう。わたしは、極味味噌と宮崎の麦味噌を7:3くらいであわせてつくる味噌汁が好きだ。出汁は煮干しで。

味噌汁の味がうまくきまると気分がいい。そんなときは台所でよしっ!と小さくガッツポーズ。
 
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