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九時、山に戻る。灯りという灯りを全部つけた、谷底に浮んだ盆灯籠のような家に向って、私は庭を駈け下りる。むろあじを焼いて冷たいごはんを食べた。主人は生干しのいかを焼いて、それだけを食べた。食べながら、今日見てきたことや、あったことをしゃべくった。帰って来る家があって嬉しい。その家の中に、話をきいてくれる男がいて嬉しい。

 ―『富士日記』武田百合子

画狂人

画狂人 上村一夫展「狂人関係 - 北斎に最も近づいた漫画家」

*GAoh!  
 2010年11月2日(火)~11月21日(日)

朝日を待つ間

海を見渡せる温泉宿に一泊二日。
足湯につかり、露天風呂を独り占めし、刺盛りにカサゴの唐揚げに活き伊勢エビに鮑の踊り焼に松茸の土瓶蒸しにと飽食し、虫の声に耳を傾ける夜。
朝は五時過ぎに目を覚ました。テラスのデッキチェアに座り、朝日が昇るのを待つ。厚い雲が覆っていておひさまはなかなか顔を出さない。これまでの十年、これからの十年のことを寝起きの頭で思う。いろんな意味で、区切りの年となる。こんなゆるりとした時間を持てるのは最後かもしれない。
一瞬、空に天地創造のような強い光が差したかと思うと、もう雲に呑み込まれてしまった。

朝焼け

月、五色

昨日、銀座松屋で開催中の「銀座・手仕事直売所」で衝動買いしてしまった箸置き、五つ。
北海道の佐藤佳成さんの手によるもの。すべて違う木から作られており、色も木目もひとつひとつ違う。佐藤さんご本人と思しき方が、これは何の木と丁寧に教えてくださったのだが、すっかり忘れてしまった。
四角い枠の中に三日月お月さんが浮かんでいるような。

箸置き

夢 #16~#20

#16
小学校の校庭ほどのオリンピック会場。日射しが強く観客がバタバタ倒れ出す。あちこちでペンギンも羽を広げ俯せに倒れている。一羽のペンギンを助け起こすと猫型ペンギンだった。硬直した猫型ペンギンを野戦病院に運ぶと、診療台の上の奇妙な葉っぱが私の手に吸い付いた。ちゅう。

#17
誰もいない教室で授業をさぼっていると老婦人が二人入ってきて何やら質問を始めたので、慌てて逃げ出す。お寺の本堂に人だかり。栗ご飯のおにぎりがふるまわれている。到着時刻を記帳し早速ひとつ頬張る。栗がホクホクして美味しい。もう一つ手にとるとおにぎりより大きい栗の塊だった。

#18
中野坂上駅で乗り換えるには便器を潜らなければならない。胎内潜りの如くやっとこさ便器を通り抜け、鄙びた駅前旅館に落ち着く。窓を開けると緑生茂る堤防。と、瑠璃色の羽根をした鳥がやってきて、未来を占ってやるからパンツを見せろという。迷うわたしに鳥は瑠璃色の羽根を震わせる。

#19
国語のテストに出てきた釣り糸の長さを求める問題。バッチリ計算し自信満々出した答えをはねられる。正解は「大体○メートル」、○の数字は何でもよいが「大体」と書いていなければ不正解。どうしてですかと食ってかかるわたしに、これは国語のテストだからなあととぼける大滝秀治。

#20
白髪のもじゃもじゃ頭の先生のお話。人生のエネルギーは8.5メートルの長さのガトリング砲10000発に匹敵する、でも空砲を混ぜれば5000発でいい。へぇと感心して聞いたばかりの話を家族に披露するが、どうして空砲を混ぜれば5000発になるのかわからなくなる。先生教えて。


夢4

食べたい

毎日毎日、食べることばかり考えている。
和食にする?イタリアンがいいかな、なんてナマなことは言わない。
もっとダイレクト、もっとピンポイントに、それは突然降ってくる。
かぼちゃが食べたい。しらすが食べたい。スイカが食べたい。柴漬けが食べたい。

今夜はいきなりフォーが食べたくなった。
フォーが食べたいフォーが食べたいどうしてもフォーが食べたい。
近所のスーパーへ行った。
フォーなし。素麺で代用。
パクチーなし。イタリアンパセリで代用。
ライムなし。シークァーサーで代用。
できあがったフォーは、フォーもどきでしかなかったが、それはそれで美味しかった。
ナンプラーと食べる辣油を加えたら、ちょっぴり東南アジアの風が吹いた。
 
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